概念という名の概念

何を書くと思いますか?想像してみてください

ゆるふわメロンパンがぶがぶ(はぁと)

先日、半年ぶりくらいに会社の人間以外と会って話す機会があった。

 

集まったのは前々からの友人5人程度でその日顔を合わせてからはたわいも無い近況報告を行う定番の流れとなった。

 

俺は近況報告が嫌いだ。自分の歩んできた人生をさも価値のあることかのように勝ち誇りながら語るのが恥ずかしい。というのは建前で本当はそんな勝ち誇れる近況は愚か近況として成立するような「なにか」さえ存在しない。

 

つまり、話すことがないのである。別に最悪の人生を送っているとも思わないが特別そのような場でわざわざ話すほどの盛り上がりを含むような人生を送っている訳でもない。

 

ただ、半年より前と少し違うところがあるとすれば作曲を始めたことだ。目標を持ったことだ。人生の指針を手に入れたことだ。それは正直自分自身でも誇らしいし、なんなら勝ち誇ってしまってもいいんじゃないかと口を滑らせる寸前だったがやはり恥ずかしさが勝ってしまい「いつも通り俺は何もないよ」とお決まりの台詞を零して自分の近況報告は数秒で終わる運びとなった。

 

さて、こんな話をしたいがためにブログを書いているわけではない。これは前置きだしなんなら前置きの前置きである。本題に対する修飾が過剰なのが悪い癖だとはわかっているのだが。

 

その近況報告、本当はもうひと言だけ零していた。「いつも通り俺は何もないよ」に加えて「でも、やりたいことは見つけたからそれをやってる」と。それだけ。

一見、なんて露骨なツッコミ待ちだと思われてしまうかもしれないが全くそんな意図はなく「何も無いからといって人生つまんないわけじゃないから心配しないでくれよな」という意味を含んでいる。実際問題人生何もねーよって言いながら虚ろな目をしてる友人がいたらちょっと心配になるでしょ?

 

まぁ現実問題ツッコミ待ちみたいになってしまったからやりたいことってなんなの?っていう質問が軽く飛んできたが「秘密」とだけ答えた。つくづくノリが悪い奴である。

 

さて、ここまでが前置きの前置きである。

ということで次が前置き。本題の前置き。

 

その日の集まりでそこに居た5人。

その内の2人が創作活動をしてることが発覚した。もちろん俺はカウントしてないから俺以外に2人創作活動をしてる人間がいたのだ。

 

付き合いとしてはもう数年来の付き合いだがそんな事実は全くもって聞いたことが無かった。というのも1人は最近始めたとの事。でももう1人はそれなりにやっているようで、それなのにそんな片鱗など一切見せたことは無かった(言われてみればそんな気もしなくもなかったがこれは結果論だろう)。

 

その2人発覚の流れで俺は作曲やってることをカミングアウト(仰々しい言葉だな)した。もしかするとさっきの俺の「やりたいことを見つけた」発言で何かを嗅ぎとった上でこういう話の流れを作ったのだろうか。考えすぎか。

 

訂正。ここまでが前置きの前置きだ。終わる終わる詐欺みたいなものだ。

次、これが前置き。

 

俺は心境を吐露した。

創作が、作曲が、辛いと。

ただひたすらに苦しい作業だと。

苦しすぎて苦しいと。

半笑いで半分冗談っぽく。

そして、もう半分は。

 

そうすると

その2人のうち、最近創作を始めた1人に言われた。

 

「でも楽しいでしょ?」

 

と。

 

 

 

その2人のうち、それなりに長くやってる1人に言われた。

 

「結局、好きなものを作った方がいいよ」

 

と。

 

 

訂正。本題は、既に終了していた。

それはつい先程の話かもしれないしもしかすると冒頭の時点でそれは本題であり、さらにそれ以降のある地点からはあとがきに過ぎない文章だったのかもしれない。

 

何に意味を見出すかなんてのは主観的な話でしかない。映画を見て感銘を受ける人もいればそこら辺の与太話を盗み聞きした時に電流が走る人だっている。同じ話を聞いたって発信する人間が違うだけで感動する人しない人がそれぞれ生まれる。結局はそれをどう受け取るかの問題でしかない。どう受け取れるかの問題でしかない。

 

あなたの本題はどこにありましたか?

それはこの記事の中にありましたか?

 

 

無いのだとしたら、あなたの本題はどこにあるのですか?

 

 

ちなみに、この記事のタイトルの内容は一切関係がない。このタイトルは内容があまりにも堅苦しいものだから少しでも優しい気持ちを醸し出せるように捻り出した苦肉のアイデアである。ゆるふわ要素もメロンパン要素もがぶがぶ要素も(はぁと)要素もない。それらの要素を期待してこの記事をここまで読んでくださった方に対しては本当に申し訳ないと思っている。

 

さて、9月が来る。

そんなこんなが重なり、9月はとても頑張ろうと思っている。とても頑張る、というのは無理をするということではない。ただしく表現するならとても「頑張れる」と思っている。

 

だからこそ何かしらの一区切りをつけたいと思ってこの記事を書いている次第である。

 

色んなことを頑張ろうとしている俺へ。

結果がどうであれ、そこへ向かっている俺へ。

なにかひとつでも、変われますように。

それは小さくても、なにかひとつでも。

 

ついでにあなたにも祈ってあげよう。

あなたのこれからを、これからとして。

前に進めるようなそんな人生でありますように。

ま、要はいい事ありますようにってことよ!

お互いにね!